土曜日, 8月 06, 2011

桜島旅情

腰痛がどうもよくならない・・・。この夏は残念なのだけれども、ウィンドサーフィンは断念かな・・・・残念・・・・悲しみの夏だ・・・・。


そんな時、鹿児島に急用・・・。いくつかの所要をこなしながら、その合間の空白の時間に、桜島を訪れることとなった。


夏の桜島・・・・。太陽がぎらぎらとまぶしい。


錦江湾を挟んで鹿児島市の対岸にある桜島。

数年前までは、元旦に、初日の出を拝みながら、鹿児島磯海岸から桜島までウィンドサーフィンをしたものだ。ブログにも記録が残っていた。
桜島は鹿児島市の東側にある。
磯海岸から見ると、初日が桜島の裾野からのぼり、その光が海に反射する。その光の筋をたどってウィンドサーフィンセーリングをするのだ。
鹿児島と鹿児島市の間は数キロメートル。よい風に恵まれればプレーニングして10分程度で桜島までたどりつける。
2007年元旦の桜島 初日の出



今回は夏の桜島。桜島めぐりをするのは何十年ぶりだろう?


鹿児島市の桜島桟橋フェリーボート乗り場から桜島港フェリーターミナルへ。
車で、桜島へわたり、そのあと南側の沿岸を走る。


赤茶けた溶岩に覆われ、独特の植生の緑に異国情緒が漂う。

太陽は容赦なく照りつける。木々の緑は強すぎる陽射しのせいか緑色が少しくすんでいる。

暑い・・・。

うらめしく太陽を仰ぐと、どこまでも青い空が広がる。


左手には雄大な桜島、右手には錦江湾(鹿児島湾)の海を見ながら、「叫びの肖像」というモニュメントのある赤水展望台へむかう。

車を降りてしばし歩く。と、巨大なモニュメントが見えた!。


叫びの肖像は、2006年の長淵剛が桜島で行ったコンサートの記念としてつくられたモニュメント。

この溶岩に囲まれた場所で、75000人の人がオールナイトで集ったという。

実際に行ってみると、こんなに交通の便の悪いところによくそんな人が集まったものだと驚く限り。


そして、モニュメントがいい。なんとなく心の底からの叫びが伝わってくる。




少し歩くうちに頭がくらくらしてきた・・・・。

夏の強い日差しはウィンドサーフィンで慣れっこだと思っていたが、やはり水の中ですぐ体を冷やせる環境とは大違いだ。

車に乗り込み、そのまま、桜島の南岸をとおって、西側へ出る。鹿児島市からみるとちょうど裏側に出る感じだ。



牛根大橋 をわたる。桜島と陸をつなぐダイナミックで美しい橋だ。火山や入り江状の地形がダイナミックで、海上の船、溶岩、独特の植生の緑など見ごたえある景観だ。


そのあと  道の駅たるみず    湯っ足り館    道の駅垂水 へ。そこで、お土産を買った。


店内の冷房がいい・・。


そして、のどがかわいていることに気付く。レストランがあり、錦江湾と薩摩半島を臨む。かき氷をたべたら、生き返った気分。やはり、だいぶ水分が奪われており、熱中症寸前だったのかもしれない。


足湯があったので、しばし、海をみながら足をつける。海の向こうに薩摩半島が見える。なんだか、のんびり・・・・。どこか安心する風景だ。




さらに北上し、黒酢で有名な福山へ。桷志田 という黒酢醸造所を訪れた。


発酵中のお酢の香りが漂う。


お店も併設されており、ひろびろとして気持ちがいい。大きな窓に、外部の醸造所の窯が並ぶさまが圧巻だ。様々なお酢が並べられており試飲できる。試してみると、お酢のイメージが変わる。


こんなに飲みやすいんだ!!!。


数年前、海外に赴任するウィンドサーファーの結婚記念に黒酢を送ったことがある。途上国では、どうしても食事に菌がまざることがあり、おなかをこわしてしまうことがる。そんな時にお酢は殺菌効果があるため役立つ。また、暑い地域だったので、食欲の助けや疲労回復に良いのではないかと思って謹呈した。それが、桷志田の黒酢だった。






錦江湾を左手にみながら北上し、そして薩摩半島にはいると南下。高速道路のおかげで、ここからはあっという間に鹿児島市だ。




昼からの半日コースだが、車があれば、ぜひ挑んでみるといいと思う。

下に、鹿児島の地図を表示させておいた。地図の左下には、検索ボックスを設けているので、そこで、キーワードを入れて検索すると、情報が表示される。


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