日曜日, 12月 20, 2009

もうすぐ冬至。 大西の風吹く逗子湾



美しく晴れた一日でした。
大西の風吹く逗子。
波打ち際はあわだっています。オンショア。
冷たい空気に、空も海も澄み渡っています。
富士山がきれい。
写真では、半島のすぐわきに江の島の背後にうっすらと写っているけど、実際はもっとしっかりと見えてます。


私にとっては敷居の高いコンディションだ。
オンショアでセイリングすると、ボードの腹側に波の衝撃を受けるので、バランスをくずしやすい。なおかつ海面がブレークして泡立っていると、多方向の力が加わって、瞬時のコントロール力が鍵になる。

50で出陣。
とりあえず波打ち際からの出陣はクリア。我ながら、上達しているのを実感。
気をよくして走ってみると、今まで経験したことのない大きなうねりだ。
オンショアなので波をボードの横腹に受けて衝撃が大きく伝わる。

お!、でも、なんとかこなせて走れているではないか!。
波間に浮かんでるサーファーをよけようというのが心理的なプレッシャーになる。
それに気を取られて、突発的な強い衝撃性のある波にあうと沈。
今、状況を分析してみると、風上にセールしてスピードを落としてサーファーをよけようとし、デッドゾーンに突っ込んで沈というパタンだ。
風下によける技術も大事だと思うが、波打ち際で波がブレークしているところへ突入すると、さらに乗りにくいのでできれば近づきたくないという心理が働いている。(特にオンショアだとボードの脇からその衝撃をうけるので、余計に難しい。)

だが、解答としては、その状況を練習する以外にないのかなと思う。
2時から初めて4時。
だいぶ感覚がつかめてきたなと思った。プレーニングもできる。

ところがそこでトラブル。
ジョイントのねじが緩んではずれ、セイルがボードから分離してしまった。
あれよあれよという間に、ボードは波にさらわれていく。
だが、ここは砂浜に向けてのオンショア。
ボードは勝手に砂浜にたどり着くだろう。
そこで、セイルをケア。
セイルを手にとって、岸辺に泳ごうとするが、これがくせ者。
うねりにはねて風にあおられセイルが一回転する。あるいは、クリューが水深く刺さって一回転。
セイルが飛ぶとサーファーやウィンドサーファーにぶつからないかと心配だ。
セイルの下敷きになったり、とんだセイルを抑えようとわが身も七転八倒。
転げるように、なんとか岸辺にたどりついた。
今日のコンディションは私にとっては敷居が高かったのだが、逗子湾の形状でオンショアの風なら、万一でも必ず砂浜に漂着するだろう読んでいた。
だから、パニックにならずにすんだ。
 

もし、状況が北風の金田湾ならまた別の選択をすべきだろう。
今回の選択をすると、最後南端の岸壁にたたきつけられることになる。=死だ。
岩島あたりまでならばセイルは捨てて、ボードを追いボードにつかまって、少しでも西側の砂浜におよぐのが正しいのかな?
棒杭をこえたアウトの方だったら、岸壁をはさんで、もう一つ南側の隣の砂浜に漂着することを考えた方がいいかもしれない。
 
なによりも、道具のセッティングは常に監視しておくのが大事だろう。
逗子湾のもうひとつの魅力。
サンセットビーチの写真を掲載しておこう。
夕陽、逗子湾、江の島、富士山。
美しい。
ウィンドサーフィンをやっていて良かったなと思える瞬間だ。



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