日曜日, 4月 16, 2006

葉山マリーナのヨット体験

今日は葉山マリーナでヨット。
午前、午後と2回相模湾を航海。
雨で肌寒かったけど、波もおだやかで、風も適当でとても楽しめました。

マリーナもこぎれい。お風呂もあり、湯上りのビールもありこちらもOK。

お昼のさざえのつぼ焼きとビール(あぶずり食堂)がうまい!。
かつカレーもボリューム万点。オムライスもおいしいそうです。

私は初めてのヨットでしたので、いろいろと教わりました。
初めてでしたが、ベテランがいて、安心でした。



せっかくおしえていただいたので、備忘録として書いておきます。

帆には、メイン、ジブ、スピンの三つがある。
スピンは風下に向けてランニングする時加速するために張る帆。
ヨットはこれらのセールを数人で操作してチームワークで
船を進めることになる。今日乗ったヨットでは、バウ、
ミドル(レフト・ライト)、メイン、スキッパーの
5ポジションがあった(メインはスキッパーが操ることもできるそうで
その時は4ポジション)。
主な役割は
バウ 船首での作業全般。ジブとスピンの入れ替えや船首から
   臨む状況から後方で舵を握る人たちにアドバイスを行う。
   作業的には、マスト周りを身軽に移り、状況を瞬時に
   伝えなければならない。

ミドル ジブ、スピンを左右のロープワークで舵を取る方向や
    スピードにあわせてコントロールする。

メイン メインをコントロールする。

スキッパー ラダー(舵)を操る。

今日は雨模様だったが、波は穏やかで風はそこそこ吹いてる感じ。
タッキング(風上への方向転換)、ジャイビング(風下への方向転換)
スターボードタック(右舷風上のぼり)、ポートタック(左舷風上のぼり)
スピンをいれたランニングを練習した。

主な操作はロープワーク(ジブシート、メインシート、スピンシート、
ガイシート等の操作、ハリヤードによるセイルの引き上げおろし、
ウィンチによるロープ引き込みとクリッピングによる固定)
でのセール操作および、体重移動によるヒール(船の傾き)の加減だった。

見ていると、かなり精密に、そして、乗員の呼吸を合わせて
操作を 行わなければならない。

主に以下の観点が留意事項であると見えた。
1.セールを状況に合わせて適切な状態にするためのロープワークに
習熟する。
2.それを他のポジションと呼吸を合わせる。
3.他のポジションが行う作業を補助する。他人の作業も気配る。
4.操作手順を間違えないようにあらかじめフォーメーションを作る。
5.操作上無駄なもの(ロープのたるみ)などをつくらない。
6.飛ばされたりしないように、すぐにくくりつける習慣をつける。
7.複数のひもが絡まないようよく注意。交差しないこと。
8.風が急に入ってロープを引き込まれて、滑車などに巻き込まれる
ことがあるので、手に巻いて操作するなど絶対にしない。
(体から操作ロープはフリーにしておく。)
9.バランスを崩しても海に落ちないような作業体制をとる。
10.ひっかかるものを排除する気を配る。
11.ロープは丸める習慣をつくる。 (道具はすべてレディポジション)

私はメインセールの操作を形だけ行ったが、それだけなのに、
頭では理解できてもなかなか体が完全な動作をしない。

それぞれの操作手順は以下のような感じだったか?
タッッキング 
    舵を風上方向にとる。ミドルは風下側を緩めて風上側を引く。
    バウとメインは風上側へ体重移動。

ジャイビング
    舵を風下方向に取る。メインシートを開放する。
    ミドルは風下側を緩めて風上側を引く。
    メインは体を風上がわに移動させて、セールを引く(セールがかえる)

スピンを上げたりする時の操作は複雑だった。(以下はかなりあやしい記述???)
    バウはスピンの入った袋を取り出し、袋を船の脇の
    手すりロープに引っ掛けて中のスピンにハリヤード、
    スピンシート、ガイシートをひっかける。 移動して、
    スピンを取り出し手すりロープにくくりつける。
    スピンハリアードを引いてスピンを張り上げる。体はマストの
    風上がわにおいて、ジブシートを左肩に引っ掛けて、 マストの
    前にスピンポールを取り付ける(あるいは位置を変える。)
    そして、スピンのガイ(タック部分)をポールに固定する。
    その時 バウの操作が適切に行えるように、ミドルは
    スピンシートとガイシートを 操作する。スピンが均等に
    ふくれてランニング状態になればOK。 風が弱いとスピンの
    底辺が傾くので、トッピングリフトを緩めて ポールを下側に傾け、
    フォアガイを引く(?)

セイルを引き上げ下げするシートをハリヤードシートという。

今日は霧が濃く、途中で風向きが変わっていて、
帰るときに思わぬ方向に走っていた。
このような思い込みはもっとも怖いことである。
常に、方位系を見ておくこと、GPSで常に位置と方位を
確認することは忘れてはいけない。

また、ひどく寒く雨合羽を借りたが、体温がうばわれていくことも
よく注意しなければならない。みんなオイルスキンなるものを
きていた。雨の日は、靴や靴下も着替えを持っていったほうが、
帰るとき気持ち悪くなくてよい。