日曜日, 6月 06, 2010

目黒雅叙園 で 同窓会

例年この時期に高校の同窓会がある。

幸い、この週末は、神奈川ではウィンドサーフィンで楽しめるほどの風も吹きそうになかった。ちょっぴり、本栖湖への未練もあったが、ま、年に一度のこと。同窓会に参加することにした。

今年も雅叙園

目黒駅に行くと、同窓生が誘導してくれている。

15:00。

会場は満員。創立116年の熱気を感じる。この同窓会では、ホテルのメニューに加えて、薩摩の芋焼酎がふるまわれる。また、「白熊」という名のかき氷もふるまわれる。

焼酎はもちろん、特に殿方のお伴。
そして、白熊(かき氷、ミルク金時にフルーツをふんだんに盛りつけたもの)は、スィート系として女性の味方だが、子供のころ誰もが好きだったとこともあって、全員のノスタルジアを誘っている。

ちなみに白熊には鹿児島出身の方がよく都会にでて誤解される逸話がある。
白熊というかき氷は、ミルク金時にフルーツをふんだんに盛りつけたものだ。鹿児島で、ある店が始めたかき氷なのだが、それが一般的な呼称になるほど、全域に広がっている。
特に子供と女性に人気の食べ物だ。
関東のかき氷の中ではフラッペがかなり近いと聞いたことがあるが、その見た目、食べた後の満足感は比にならないほど「白熊」の方が豊かだ。
鹿児島の人が東京にでて、夏の暑い盛りに「白熊」を食べたいと口ずさんだとき、まわりの反応は違う。白熊は北極界隈にいるはずの熊で、その料理は一般的ではない。なぜ鹿児島という南側のひとが北極圏の動物を食するのかがとても違和感をもってとらえられるようだ。ましてや、環境保護団体の人の耳にはいると・・・・・・。



同窓会は、例年通りもりあがった。良く食べて良く飲んだ。

来年は、32回生が幹事学年。辛島みどりさんも来られるようだ。


二次会では同期の33回生と34回生と合同で飲んだ。

そこで、校歌がいいなあという話題になった。その校歌は、実にスローで、そして、母校の名前が一つも出てこない不思議な校歌だ。高校のころは、義務的に歌っていたのだが、今この年になって実に深い心をもった歌だとおそれいる。後輩は今歌ってみると涙がでそうだといっていた。共感する。

詩を掲載しておこう。



はろばろと 流れてやまぬ みんなみ(南)の 青雲のはて 
地(つち)ふかく 炎(ほむら)をのみて 
さくらじま(桜島) けふ(今日)静かなり 
ああ われら かへらざる 三年(みとせ)をここに 
展(ひら)けゆく 歴史をおもふ 

究めなむ 道遠くとも たゆみなく 日々に新たに 
この窓に 陽はかがやきて 甲突の水は澄みたり 
ああ われら 学ぶもの ををしく直く 
ひたすらに 己を彫(きざ)む 

悠久の 天を敬ひ まこともて 人を愛せむ 
さやけくも 負ひきしその名 いよいよに 栄光(ひかり)あれかし 
ああ われら 若き日を 互いにたたへ 
声高く いざや歌はむ 




この校歌は卒業生などからの公募で作られたものらしい。1番は1年生、2番は2年生、3番は3年生の事が謳ってあるという。

http://www.edu.pref.kagoshima.jp/sh/Tsurumaru/kouka_turumaru.html
http://www.ys-plus-com.jp/blog/index.php?UID=1158305601

今この年なって、「悠久の 天を敬ひ まこともて 人を愛せむ」という言葉の深さをかんじる。



三次会は、同期で・・・。

翌日はもちろん、二日酔いでした。